会話の拡散と収束

先日、電車の中でこんな感じの会話が、耳に入ってきました。

「昨日、○○に行ったんだけどさ、めっちゃ混んでたよ。」
「あそこ混むよね。○○と言えばさ、近くに××ができたよね。」
「あっ、できてた!なんかイベントで△△(お笑い芸人)が来たっぽいよ!」
「えー、いいなー!この前のM-1めっちゃ面白かったよね!」

このように、
話がポンポン飛んで、話が拡散する会話の仕方をオプション型と言います。
逆に、一本道のように、話が収束する会話の仕方をプロセス型と言います。

プロセス型の人は、文字通りプロセスを管理します。
手順を考え、筋道を立て、まとめたり、わかりやすく話すことが得意です。

オプション型の人は、話をまとめるというより、拡散させることが得意で、
話題の幅が広く、着想力があったりします。

どちらの傾向が強いかは人それぞれですが、
プロセス型は、男性に多い傾向があり、
オプション型は、女性に多い傾向があります。

周りとのコミュニケーションにおいては、
時と場合によって、プロセス型、オプション型を
合わせるとうまくいきます。

例えば、会議では、
自由にいろいろな意見を出し合い拡散させたい場面や
意見をまとめて収束させたい場面があります。

話を拡散させたい場面において、
プロセス型の人は、意見に対して思うところがあって、
何かしらの結論を出したい気持ちが芽生えても、
それを抑えて、引きずらずに、次の話題へと気持ちを
切り替えることが大事です。

話を収束させたい場面において、
オプション型の人は、ふっと別の話題が思い浮かんでも、
すぐには話題を変えず、一区切りするのを待つことが大事です。
そして、一区切りついてから、話は変わるけど、などと
前置きして話し始めるとよいと思います。

また、講演やプレゼンテーションにおいては、
プロセス型の人は、式次第のように単調になりがちです。

オプション型の人は、話が飛び過ぎて
何が言いたいのかわかりづらくなりがちです。

人を引き付ける魅力的な講演は、両方バランスよく構成されていたりします。

皆さんは、プロセス型、オプション型、どちらの傾向が強いでしょうか?

自分の傾向を知り、時と場合によって、使い分けてみてください。

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