2017.06.09号 どうする?ストレスチェック後の職場改善

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fUTSU Lab.心の健康メルマガ
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こんにちは。fUTSU Lab.(ふつうラボ)の森屋です。
いつもメールをお読みいただきありがとうございます。

もうすぐ梅雨入りですね。
私は6月生まれということもあるのか、梅雨に咲く紫陽花が好きです。

各地にある「あじさい寺」をはじめ、
紫陽花が一面に咲く美しい場所は全国に多数ありますので、
いろいろな場所を訪れたいと思います。

さて、今号はコラムをお届けします。

 

<<セミナー情報>>
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ストレスチェック後の職場改善について

~職場の人間関係を改善するコミュニケーション~

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ストレスチェック実施に際し予想以上に労力がかかり、
実施後のフォローまで想定できなかった、または
とりあえず実施したものの、その後の対応がわからない・・など、
頭を悩ませていらっしゃるご担当者様や人事部の方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回のセミナーでは、職場でメンタル不調になる原因の第一位である
「職場の人間関係」の改善ポイントについて、心理学の見地からお伝えします。

 

[セミナーの内容]
・コミュニケーションの『前提』を知る
・コミュニケーションによるストレスの正体を知る
・良質なコミュニケーションを築くポイント

[対 象] 経営者様、人事部の方

[日 程] 2017年06月21日 (水) 15:00~17:00(開場14:30~)

[会 場] 株式会社fUTSU Lab. セミナールーム
りんかい線、東京モノレール「天王洲アイル駅」徒歩5分

[参加費] 無料

 

<< お申込み・詳細はこちら >>→ http://futsu.jp/20170621-2/

 

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コラム「正しい期待」

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前回のメルマガでは、
「期待」には「正しい期待」と「間違った期待」があり、
「間違った期待」の具体例を書かせていただきました。

さて今回は、「正しい期待」について考察してみたいと思います。

 

「正しい期待」って、皆さんはどういうものだと思われますか?

「そもそも正しいなんてこと、あるのか?」なんて
捻くれ者の私は考えたりするのですが(苦笑)

私はカウンセリングをする際に必ずしていることがいくつかあります。

その中の一つに「前提を探す」というものがあります。

前提をわかりやすく言い変えると「価値観」となるでしょうか。
このクライアントさんの「価値観」はなんだろう?
この感情はどんな「前提」を基に生まれたのだろう?
それを会話の中から必ず見つけるようにしています。

前回のメルマガに書いた「上司の間違った期待」には

・部下は上司の言う通りの成果を出すべきだ
・部下は上司の指示通り従うのが当たり前だ

という上司の前提が隠れています。

だから、その通りにならないと
「期待はずれだ」と叱責してしまうのです。

「正しい期待」とはこの対極にあるのではないでしょうか?

そう考えると「正しい期待」とは

・上司の勝手な自己都合を押し付けたような一方的なものではない
・上司と部下、お互いで共有し成し遂げるもの
・部下の資質を生かしたもの

このようなイメージがわいてきます。

皆さんは「ONE PIECE」というアニメをご存知ですか?

海賊ルフィーがかけがえのない仲間と共に
海賊王を目指すという子供のみならず大人までも魅了する
世界中で人気を博しているアニメです。

ルフィー率いる麦わらの一味ではルフィーは船長で、
会社で言えば、いわば社長のような存在です。

しかし、彼は決して仲間を部下としては扱いません。
これはストーリーに登場するその他の海賊団と大きく違うところです。

お互いの個性や特長を認め合い補完し合い、
全幅の信頼を寄せ合いながら、数ある困難と全員で対峙していきます。
そしてその困難を乗り越える度に仲間同士の絆は深くなり、
また個々は、自らの課題を見つけ、克服に向け努力していくのです。
お互いが自立したこの関係性は、決して上下関係の指示などでは
生まれないものです。

上司と部下は、仕事上のパートナーであり仲間であるという意識。
その個性や特長をお互いに認め合い、
そして成し遂げるべきゴールが共有されている。
問題が起きた時には共に考え、乗り越え、頑張れるように支援する。

このような期待であれば、
上司の一方的な押し付けになることはありませんし、
部下は自分以外の者になろうとせずにモチベーションをキープし、
自らの力を存分に発揮し、結果、努力を重ね成長していくことに
繋がるのではないでしょうか。

理想論なのかもしれません。

しかし現状を打破する第一歩は、いつの時代も「理想」なのです。

 

産業カウンセラー 小松久俊

 

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