頑張らない生き方

先日、テレビで頑張らない生き方
という価値観の話をしていました。

その中で一般の方にインタビューをしていて、
その回答の一部に
「急げば間に合うのに、諦める。」
「約束していても、当日気持ちが
乗らなかったら、理由を付けて断る。」
という回答がありました。

極端な例だとは思いますが、
頑張らないとはそういうことなのか?
と思いました。

頑張らない度に、他者の信用を失っていては、
いずれ周りに誰もいなくなってしまいます。

何か新しい価値観を取り入れる時、
ある価値観の反対の価値観を取り入れても
なかなか解決しないことがあります。

例えば、ハラスメントは良くない
という価値観があります。

もちろんハラスメントは良くないのですが、ただただ
ハラスメントは良くないという価値観を取り入れて、
どんな言動がハラスメントで、回避するにはどうすればよいか、
これはハラスメントか、ハラスメントでないか、
といった考えをいくら取り入れても、ハラスメントという
次元を行ったり来たりするしかありません。

それでは、ハラスメントに過剰反応して
部下に何も言えなくなったり、
何でもかんでもハラスメントだと言ったり、
困った問題も出てきてしまいます。

では、どのように考えればよいでしょうか。

もっと上の次元で考えてみましょう。
どのような関係性が理想でしょうか?

例えば、半沢直樹と部下など、自分の理想とする関係性を思い浮かべて、
それに近づくために、どうすればいいか考えてみましょう。

ハラスメントをしないように考えるより、
よっぽど良い関係性が築けると思います。

頑張らない生き方という価値観も同じです。
頑張るか、頑張らないかという次元ではなく、
頑張らないとはどういうことなのか?
どういう生き方が理想なのか?を考えてみましょう。

反対の価値観を取り入れることも大事なことですが、
そこに留まらず、もっと上の次元を考えてみてはいかがでしょうか。

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