先日、こんな話を聞きました。
AさんとBさんは友人関係で、
同じ時間、同じ場所へ行く用事があります。
Aさんは車を保有しているので、
Bさんを車で送迎していました。
ただ、AさんとBさんの家は多少離れていて、
目的地からすると、Aさんは遠回りになります。
Aさんは、面倒だけど、何度か送迎していました。
ある時、Bさんは、Aさんが遠回りしていることを
知る機会がありました。
その時Bさんは「聞かなかったことにするわ」と言いました。
本人としては、冗談のつもりだったようです。
Aさんはその言葉に腹が立ち、
これ以降、家まで送迎には行かず、
(Aさんの)最寄り駅まで来るなら乗せてあげる、
と言ったそうです。
Bさんは、申し訳なかったね、ありがとうね、と
言えばよかったのに、失言でした。
口は災いの元と言いますが、
口だけの問題でも無いようにも思います。
人の言動には、その言動の前提となる思考があります。
Bさんの場合、送迎に関して申し訳なさや感謝が少ない、
送迎が当たり前のようになっている、
遠回りでも今後も送迎してほしい、などでしょうか。
前提となる思考は、
本人にとっては癖のようになっているので、
なかなか気付きにくいものです。
親しき仲でも、当たり前のようになっていても
これありがたいな、いつもありがたいな、と
改めて感謝してみることも必要かもしれません。
その感謝が、前提となる思考を変える一歩となっていきます。
皆さんは、改めて感謝してみること、ありませんか?