メンタル不調になりやすい人は、
メンタル不調になりやすい考え方の癖があるものです。
そのひとつは、「これは自分のせいじゃないか?」と
何かと自分と関連付けてネガティブに考えてしまう癖です。
自分とはあまり関連がないことでも「自分も悪いのでは…」と考えたり、
実際よりも過大に「自分のせいだ…」と考えてしまうのです。
「そんなことないのかも」という思いもあったりしますが、
「自分のせい」という思いがなかなか拭い切れません。
また、自分のせいと考える癖があるがために
失敗することを恐れがちです。
そして、失敗に敏感なため、ちょっとしたことでも
「失敗した…」「自分はダメだ…」と感じ
ネガティブ思考の悪循環に陥ってしまいます。
そのようなケースでは、新たな経験をすることで
改善されることがあります。
人は新たな経験や出会いをすることで、考え方が変わることがあります。
海外の広大な自然や、日本とはまったく異なる常識に接することで価値観が変わる、
趣味が無かった人が趣味を見つけて性格が明るくなる、などです。
(関連コラム「条件反射と自分の枠 2021.4.8」もご参照ください。)
ほかにも、「自分のせいだ…」という考え方を少しずつ剥がしていく
方法があります。
「自分のせいだ…」と考えたときは、「本当にそうか?」
「過大に自分のせいだと考えていないか?」と
その都度、再確認するのです。
「自分のせいだ…」と考えるのが癖なのであれば、
それを剥がしていくのも、癖付けです。
「自分のせいだ…」と考える癖があるということは、
過大に自分のせいだと考えています。
でも実際は、“そんなことない”のです。
また、失敗した、自分のせいだ、と思ったら、
「ごめんなさい!」と潔く言ってしまうのも手です。
失敗に敏感な人は、どうしても失敗を引きずってしまいます。
失敗は誰にでもあるものです。引きずらないためにも、
気持ちを切り替えるためにも、潔さは大事です。
メンタル不調は、考え方の癖が大きく影響します。
良くないと思える考え方は、変える癖を付けてみてください。