感情との向き合い方

感情は、非常に扱いにくいものです。
そして、たった一つの感情が、
どんどん肥大化することがあります。

例えば、些細なことでイライラしてしまい、
「すぐイライラして、なんてダメなんだ。」
「こんなことでイライラする自分に腹が立つ。」
と思うことがあります。

たった一つの感情なのにも関わらず、
“自分”がダメ、“自分”が悪いと、だいぶ肥大化しています。

肥大化は、イライラに限りません。
「こんな不安ばかり感じて、なんてダメなんだ。」
「なんで私はいつもこんな悲観的なんだろう。」

こう考えてしまうと、問題は一つの感情ではなく、
自分自身となってしまうため、
解決がとても難しく感じてしまいます。

そんな時は、外在化という方法があります。
外在化は、問題を分離することを指します。

方法はいくつかあります。

1.体の部位などに限定する。
イライラは、胸のこの辺りにある。

2.イラスト化する。
イライラをイメージして、自由にイラスト化する。

3.名前を付ける。
「イライラくん」「イライラマン」など。

4.特徴を付ける。
年齢、性格、話し方、地球のものなのかどうか、など。

方法は、子供っぽいかもしれませんが、
自分自身と向き合うより、イライラくんと向き合う方が
はるかに扱いやすくなります。

問題を肥大化してしまう方には、とても有効です。

外在化は複数実施することで効果は上がりますので、
ぜひ試してみてください。

関連記事

  1. 忙しさが心に与える影響とは?

  2. 雨女

  3. アフターコロナはコミュニケーションに変化?

  4. 体の緊張と呼吸

  5. 秋の訪れ

  6. 感情を味わう