コラム 本来持っている五感を使っていますか?

今日は五感についてお話しさせていただきます。

私たちには五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)があります。
ところが、最近の私たちはその五感の機能をあまり使っていません。

たとえば、ITの世界では、頭の中で考えることが多く、
実際に今起きている現象を見たり、聞いたり、感じ取ることが
あまりありません。

データさえ合っていれば、あたかもすべてが上手くいくかのように
捉えがちです。

しかし、人間はそういう風にはできていないようです。

カウンセリングに来られる多くの方々は、五感から切り離された
脳だけを使っているような状態で生活しています。

たとえば、

・昼食の味や香りを思い出せない

・パートナーの髪型の変化に気づかない

・同僚や子どもの声の変化に気づかない

などなど・・・。

また、五感に関して、こんな話があります。

ある大学生が、期末試験の内容をテスト前に知っていた、として
試験問題を盗んだ疑いをかけられました。

しかし、その学生はこう言ったのです。

「私の机に(そのテストの授業の)ノートが1冊入っています。
日々の授業の中で、重要度を自分で判断して、1つ星から5つ星まで
星マークを付けています。5つ星が今回のテストに出ると思ったのです」と。

先生がそのノートを確認すると、確かに星が5つの部分と
テスト内容は一致していました。

続けて学生は、こう説明しました。

「星印は、先生の声の大きさや、楽しそうかどうかで判断して付けました。
5つ星のところは、先生が最も興奮して、楽しそうに説明していた部分です。
だから、テストに出ると思いました」と。

学生は先生をよく見て(視覚)、よく聴いて(聴覚)、興奮度合いを
よく感じて(触覚)、試験に出る内容を予測したのです。

五感とまではいきませんが、複数の感覚器をフル稼働すれば
ここまでのことが出来るという興味深い事例です。

実はこういったテクニックは、優秀な営業マンや、
(長男長女でなく)末っ子が知らず知らずのうちに使っているテクニック
でもあります。

次回、身体の症状と心理的な症状の関連性についてご紹介します。

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