感情は、非常に扱いにくいものです。
そして、たった一つの感情が、
どんどん肥大化することがあります。
例えば、些細なことでイライラしてしまい、
「すぐイライラして、なんてダメなんだ。」
「こんなことでイライラする自分に腹が立つ。」
と思うことがあります。
たった一つの感情なのにも関わらず、
“自分”がダメ、“自分”が悪いと、だいぶ肥大化しています。
肥大化は、イライラに限りません。
「こんな不安ばかり感じて、なんてダメなんだ。」
「なんで私はいつもこんな悲観的なんだろう。」
こう考えてしまうと、問題は一つの感情ではなく、
自分自身となってしまうため、
解決がとても難しく感じてしまいます。
そんな時は、外在化という方法があります。
外在化は、問題を分離することを指します。
方法はいくつかあります。
1.体の部位などに限定する。
イライラは、胸のこの辺りにある。
2.イラスト化する。
イライラをイメージして、自由にイラスト化する。
3.名前を付ける。
「イライラくん」「イライラマン」など。
4.特徴を付ける。
年齢、性格、話し方、地球のものなのかどうか、など。
方法は、子供っぽいかもしれませんが、
自分自身と向き合うより、イライラくんと向き合う方が
はるかに扱いやすくなります。
問題を肥大化してしまう方には、とても有効です。
外在化は複数実施することで効果は上がりますので、
ぜひ試してみてください。