パフォーマンスとメンタルは互いに影響し合っています。
パフォーマンスが上がれば、気持ちも上がり、
メンタルが上がれば、パフォーマンスも上がります。
仕事では、やる気があり、生産性が高い状態、
面接やプレゼンでは、リラックスしてうまくできている状態、
といったところでしょうか。
スポーツを例に、パフォーマンスとメンタルを上げる方法を
説明してみます。
私は、趣味でテニスをしてるのですが、
テニス仲間(Aさん)と、サーブについてこんな話をしました。
Aさん
「練習では、いいサーブ打てるし、まぁまぁ入るんだけど、
試合になると、全然うまくいかない。なんなんだろうね。」
スポーツに限らず、緊張して力が出せない、
ということは、よくある話だと思います。
それは、エネルギーの注ぎ先がよくないのです。
Aさんは、練習でも試合でも、“サーブが入るよう”に
ということに意識を集中させているそうですが、
それは、裏を返せば、“サーブは入らない”ということに
意識を集中させていることになります。
“サーブが入らない”という意識が付き纏うことにより、
緊張して、変に力が入り、球威は落ち、あげく、
気持ちも落ち、サーブの確率も落ち…ということになります。
サーブが入るか入らないかではなく、
サーブの球の軌道をイメージしたり、
どうやって点をとってやろうかと考えたり、
別のことにエネルギーを向けた方が良いのです。
そして、別のことにエネルギーを向けた結果
ワクワクできたら最高です。
実際、Aさんは、エネルギーの注ぎ先を変えたとたん、
明らかにサーブがよくなりました。
これは、スポーツだけでなく、仕事や日常生活も同じです。
以前読んだ記事なのですが、ある会社が、
仕事での失敗に対して叱るのではなく、
逆に表彰をするということをした結果、
失敗が減り、業績がアップしたそうです。
失敗は、会社の財産であり、今後に活かせる、
いつまでも後悔するな、ということなのでしょう。
失敗にエネルギーを向ければ、
パフォーマンスもメンタルも落ちます。
人の失敗にエネルギーを向ければ、
その人のパフォーマンスやメンタルに影響を与えます。
それは、言葉にしなくても態度で伝わるものです。
逆に、エネルギーの注ぎ先を変えれば、
失敗を成功のもとにすることもできるのです。