フィルター

人は、同じモノを見ていても、見ている世界、
感じている世界が違うということがあります。

それは、人それぞれの習慣や思い込み、身体的な特徴によって、
フィルターがかけられているからです。

【身体的なフィルター】

身長の低い人は、映画館で身長の高い人が前に座ると、
スクリーンがちゃんと見えません。

お金を払って映画を観ているのに、スクリーンと
前の人の頭がかぶっているのは、とてもストレスです。
身長の高い人は、感じることのないストレスです。

逆に、身長の高い人は、よく頭をぶつけるため、
ドアなど低くなっている所は、かがまなくてはなりません。
身長の低い人には、縁の無いことです。

【社会的なフィルター】

住んでいる国や地域、コミュニティによっても、
フィルターがあります。

県民性という言葉があります。
沖縄では、集合時間はあってないようなもので、
時間に遅れることは日常茶飯事だそうです。

この話を聞いた時、とても驚きました。笑

【個人的なフィルター】

個人的な経験によってできるフィルターです。

私の知人の話ですが、
子供の頃、溺れたことがあったようで、
海やプールは、今でも少し怖いそうです。

こう考えてみると、
自分が見ている(感じている)世界と
他者が見ている(感じている)世界は、
だいぶ違うのかもしれません。

我々は、同じモノを見ているので、
ついつい同じように見ている、
同じように感じていると思いがちです。

相手の見ている世界を知ることができれば、
映画館で席を換えたり、集合時間を守るよう努めたり、
海やプールではなく山へ行くようにしたり、
相手に合わせることができます。

この人はどんな世界を見ているのだろうと
考えてみることも必要かもしれませんね。

関連記事

  1. 夏休みの宿題

  2. 感情との向き合い方

  3. 条件反射と自分の枠

  4. その人がかもし出す雰囲気

  5. 自然と人工

  6. 自分のせい?誰かのせい?