人にはそれぞれ、かもし出す雰囲気というものがあります。
私は以前、テニスのダブルスをしていて、
「何か上手くいかないな。」と感じたときがありました。
休憩中、「なんだろう?」と考えた結果、
ある気持ちが要因だという結論に至りました。
私は、ダブルスのペアが同じようなミスを何度かして
口では「どんまい。どんまい。」と言いつつ、心の中では、
「また同じミスしてるな…」と思っていました。
そのせいで、
その気持ちが態度に出ていたのでしょう。
素っ気ない感じになっていたのでしょう。
無意識で態度に出てしまうというのは、
なかなかに厄介なことです。
私はテニス仲間にストイックだと言われますが、
そういう雰囲気もありストイックという評価が出てきたのかも、と
そのとき思いました。
ダブルスのペアに対して、
「また同じミスしてるな…」と思っていたことを自覚して、
「さて、どうするか。」と考えたときに
先日のコラム「パフォーマンスとメンタルを上げるには?」で
お伝えしたエネルギーの注ぎ先という心理法則を思い出しました。
ミスではなく、まず楽しむ、ということに意識を向けました。
ミスではなく、ペアとしてどうやって点を取るか、
ということに意識を向けました。
そしたらどうでしょう。
ミスが減り、お互いのパフォーマンスが上がり、大逆転です。
自分のかもし出す雰囲気に気付かず、
エネルギーの注ぎ先も変えないままだったら
おそらく、そのまま負けていたでしょう。
皆さんは、この人といると
何か楽だな、とか、気持ちが上がるな、と
感じたことはありますか?
逆に、何か気を使うな、とか、何か疲れるな、と
感じたことはありますか?
あなた自身はどうでしょうか?
胸張って、「前者だ!」と言える人は少ないでしょう。笑
しかし、変えていくことはできるはずです。
自分がかもし出している雰囲気に気付き、
自分がかもし出す雰囲気が変われば、周りも変わります。
ぜひ、実践してみてください。