コロナ禍環境でやるべき新たなメンタルヘルス対策とは?

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「予防」という取組み
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企業のメンタルヘルス対策というと
従来は、不調になった社員に対するケアと
捉えられてきました。

もちろんケアは、コロナ禍のいま、
重要な課題です。

しかし、コロナ禍環境のメンタルヘルスは
ケアと同時に力を入れるべきことがあります。

それは「予防」です。

コロナ禍環境におけるメンタルヘルス対策は
「なったらどうする」から
「ならないようにする」に
視点が変化してきているのです。

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ワーク・エンゲージメントに注目!
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予防対策の中でも注目を浴びているのが
「ワーク・エンゲージメント」です。

これは「人間の強さに着目しよう」という
ポジティブ心理学の理論の1つで、
以下の3つの要素で構成されます。

活力:仕事に活力を得て、イキイキしている
熱意:仕事に誇り・やりがいを感じている
没頭:仕事に熱心に取り組んでいる

いずれも、仕事に対するポジティブで
充実した社員の心理状態を指しています。

これらが高い社員は、心身ともに健康で
仕事にも前向き、満足度も高いという
研究結果が出ています。

社員ひとりひとりの強みや個性に着目し、
そこを伸ばすようなマネージメントをする

そうすることで、
社員は仕事にやりがいや充実感を感じ、
メンタル不調とは程遠い状態で
生産性の高い仕事ができるのでは
ないでしょうか。

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今こそ問われる「管理職の観察力」
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ワークエンゲージメントを高める次に
注目すべき予防対策。

それは「管理職の観察力を高める」です。

ストレス過多になった部下には
以下のような症状が現れる傾向があります。

・ケアレスミスが増える
・遅刻や早退、欠勤が増える
・表情が冴えなくなり、口数が少なくなる

これらはごく一部の例ですが、
このように、何かいつもとは違う
様子がうかがえるようになります。

ここで問われるのが、
管理職の「観察力」です。

管理職の「観察力」が高ければ高いほど
社員の変化をいち早くキャッチできますし
適切な措置を速やかに取ることができます。

社員の症状を悪化させないことで、
休職や離職を防ぐことにも繋がるのです。

社員のメンタル不調を早期に発見することは
生産力を確保するという意味においても、
管理職の重要なマネジメントと言えるでしょう。

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ストレスに強い組織を作る
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メンタルヘルス対策は企業の成長に繋がる
大変、重要な取組みです。

ましてや、コロナ禍環境においては
軽視することはできません。

社員のメンタル不調の要因は、

「労働時間」「作業環境」
「仕事の量や質」「職場の人間関係」など
多岐に渡ります。

従来の取組みである「相談体制の確立」や
「ストレスケア教育の徹底」はもちろんのこと、

「予防」のさらなる充実が、
ストレスに強い組織を作る上で
費用対効果の観点から考えても
最も欠かせないものだと考えます。

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